五輪出場への気持ちで勝った日本 韓国に快勝=女子バスケ



 バスケットボール女子のロンドン五輪世界最終予選第5日が6月30日、トルコ・アンカラで行われ、敗者復活戦の準決勝で韓国と対戦した日本は79−51で快勝。7月1日に日本は残り1枚のロンドン行きのチケットを懸けて、カナダとの決勝に臨む。
 宿敵・韓国に79−51で快勝。まさしくディフェンスの勝利だった。準々決勝で強豪チェコ相手に6点差で敗れはしたものの、執念のディフェンスから活路を見いだしたことで、選手たちは「明日へつながった」と手応えをつかんでいた。そのタイトなディフェンスが、韓国戦でも輝きを放った。
 開始早々から日本はスティールを狙う果敢なディフェンスで韓国のミスを誘って走りのバスケを展開。大神雄子(JX)のアシストから高田真希(デンソー)の速攻で口火を切ると大神のジャンプシュート、田中利佳(JX)の3点シュートと怒涛(どとう)の攻めを展開し、開始7分で23−2。第1クオーターを終了して29−4とオフェンスが爆発した。
 大量リードから主導権を握った日本はその後も崩れることなく、第4クオーターにはベンチメンバーをコートに送り、全員出場で快勝。FIBA大会において、2004年1月に仙台で開催されたアテネ五輪予選以来となる8年ぶりの韓国戦勝利を挙げるとともに、残り1枚の切符をかけた決勝への進出が決定した。
 昨年8月のアジア女子バスケットボール選手権(兼ロンドン五輪アジア予選/長崎)で、日本は韓国に最大17点リードから逆転負けを喫した悪夢があり、ロンドンに行くためには乗り越えなければならない相手だった。その宿敵・韓国は、昨年度からコーチングスタッフが変わったうえに、強化合宿の日程が遅れ、コンディションを作れずに苦しんでいた。日本とは準備の差が明らかに出た試合であり「五輪に出たい気持ちが日本のほうが強かった」(大神)一戦だった。その日本が準備してきた最大の武器と言えるのが対戦チームに応じたディフェンス。大会に入って試合を重ねていくごとに機能してきたチームディフェンスを自信として、カナダとの最終決戦に挑む。
 今大会は、12チームが出場し、3チームずつ4グループに分かれて総当たりの1次リーグを戦う。その中の各グループ上位2チームが準々決勝に進出し、勝利した4チームがロンドン五輪の出場権を獲得する。さらに準々決勝で敗れた4チームで準決勝、決勝のトーナメントを戦い、勝ち抜いた1チームが五輪に出場する。
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by pachifu | 2012-07-02 00:03