ファーストサーバ大規模障害、中間報告を発表……更新プロ



 ファーストサーバは、20日に発生したレンタルサーバーの大規模障害の概要と原因についての中間報告を発表した。また、今回の障害に関するQ&Aも公開している。
 障害の原因については、脆弱性対策のための更新プログラムの記述において、ファイル削除コマンドを停止させるための記述漏れと、メンテナンスの対象となるサーバー群を指定するための記述漏れが発生していたことや、メンテナンス時の検証手順の問題を挙げた。
 また、バックアップ領域のデータまでが消失したことについても言及。システムを含むデータのバックアップは毎朝6時に取得しているが、脆弱性対策のためのメンテナンスはバックアップをしてあるシステムについても実施しておかないと、メンテナンス実施後にハードウェア障害が発生し、バックアップに切り替えた途端に脆弱性対策が講じられていないシステムに戻ってしまうことが過去に発生。その反省から、対象サーバー群とそのサーバー群のバックアップ領域に対して同時に更新プログラムを適用するという構造に修正して実施したという。その結果、今回のメンテナンス実施において、対象サーバ群のデータ消失と同時にバックアップ領域のデータも消失してしまったとのこと。
 今後の暫定対策として、緊急性のない場合は当面メンテナンス作業を停止する、メンテナンス運用手順の修正、バックアップ領域に修正を加えられないように仕様を修正するなどのほか、30日までに第三者による事故調査委員会を立ち上げて再発防止策を策定するとした。
 今回、障害が発生したサービスは、ビズ/ビズ2/エントリービズ/エンタープライズ3/EC-CUBEクラウドサーバ マネージドクラウド。障害により消失したデータは、サーバー上にアップロードされたデータ(FTP、ファイルマネージャ等)/コンフィグレータ設定を含むデータ/メールボックス内のデータ/データベース。ファーストサーバでは、データ復旧作業をおこなったものの、共有サーバとクラウド・サーバのデータ復旧については不可能であると23日に発表しており、専用サーバについても完全な復旧、短時間での復旧は技術的に不可能であるとしている。同社では、ユーザー側で取得しているバックアップデータによる再構築をおこなってほしいと呼び掛けている。
 賠償については、サービス約款に従い損害の賠償をするが、時期、手続、方法等については現在検討中とのことだ。
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by pachifu | 2012-06-25 17:49