北山修が明かした“盟友”加藤和彦さん秘話

 桜が真っ盛りの8日、東京・日本青年館で「杉田二郎 45th Anniversary きたやまおさむを歌う〜戦争を知らない子供たちへ〜」を観た。
 ファンの年齢層を考えて、トイレ休憩を挟んだ二部構成。
 第二部に登場したきたやまおさむ(北山修)のトークが興味深かった。ひと世代若い私にとっては、別名・自切俳人(ジキルハイド)として「オールナイトニッポン」で笑わせてくれたDJでもある。歌や作詞とともにトークも絶妙だ。自死した盟友の加藤和彦さんについて、こんな主旨のエピソードを明かした。
 「一緒に戦ってきた。同じ夕焼けを見たのは加藤くんだと思っていたのに、本当には心と心が通っていなかった。前日まで飲もうといっていたのに」
 「加藤くんと僕はパーソナリティーが違う。高橋幸宏さんの前で僕を指さして『こいつワインの味、わかんないんだよ』って2回続けて言われた(笑)。『お前は素うどん食べてるだろ。僕は絶対に食べない。世界一おいしいケーキになら大金を使っても惜しくない』と、エラそうに。彼の相手ができるのは安井かずみさんぐらい。神宮球場で一緒に野球を見て、楽しそうだったのに、あれは仮面だったのか…僕は今でも素うどんを食べてます」
 親友の前でも、スマートさを崩さなかった加藤さんの人柄がうかがえる。それだけに、なりふり構わず悩みを打ち明けることなど、最後までできなかったのかもしれない。
 コンサートでは杉田ときたやま、きたやまと加藤さん、加藤さんと杉田、それぞれの深い関係が歌と歌の間ににじんでいた。
 ラストは、神奈川県三浦市の旧三崎町からやってきた「かもめ児童合唱団」が加わり、杉田、きたやまと「戦争を知らない子供たち」を高らかに歌った。「これで彼らに歌を渡すことができた」と杉田は満足そうだった。
 ■中本裕己 芸能デスク。先日、BSで先行放送されたNHKスペシャル「未解決事件 オウム真理教」で、冨樫真の元信者役が迫真の演技だった。総合テレビは5月26日放送。必見です。
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by pachifu | 2012-04-14 20:40